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| 愛されない子 |
| ノンフィクション、初版1988年 |
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そして6人の少年少女だけでは十分ではないかのように、ひとりの心を病んだ親が登場する。彼女の名はラドブルック。自閉症児、レスリーの母親で、恐ろしくエレガントで魅惑的、こぼれるほど美しいのに、実はアルコール依存症で、ふしだら。開いた口がふさがらないほど敵対的なのである。 この物語の核となるのは、ラドブルックとトリイのあいだに育つ友情で、愛には実に様々な形があることを読者に思い起こさせてくれる。ラドブルックはクラスの「その他大勢のなかのひとり」になりたいと願う。Just Another Kidというくだけた口調の原題に本書が伝えようとしている教訓がある。すなわち、人生の醍醐味は他の人との関わり合いや触れあいによって実感することにある。そして、この驚くべき教師の回顧録はお先真っ暗な仕事として退けられた、教育の中でも最も大変な仕事のひとつが、実は豊かで創造的なやり甲斐のあるものになり得るということを読者に確信させてくれるのである。 −ニューヨーク・タイムズ書評 |
| 執筆秘話 |
| トリイはラドブルックのことを書こうとして、『愛されない子』を書き始めたわけではありません。子どもたちについて書くつもりで、ラドブルックについては、教室の助手としてしか含めるつもりはありませんでした。ところが書き進むうちに、トリイはこの本がラドブルックの話になってしまったことに気付いて驚きました。別のあらすじを買ったつもりが、このように話が違ってしまえば、出版社がいい顔をするはずはないという警戒心から、焦ったトリイは250ページの未完の原稿をその年のクリスマスに編集担当者に郵送し、このまま書き進んで良いものかどうかを探ろうとしました。幸いにも、「自然にできあがったこの小説」を誰もが気に入ってくれました。 |
| あの人はいま |
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ダーキーは現在30代です。一人暮らしができないため、保護を受けながら生活しています。生活の場が職場ともなっています。 マリアナについては、消息不明です。 ラドブルックは頑張っています。彼女と2度目の夫は5年ほど前に離婚しました。彼女は現在15になる下の娘とニューイングランドに住んでいて、そこで小さなカレッジの教授をしています。彼女とトリイはいまでも親友です。このページに寄稿してもらうのはかないませんでしたが、彼女の人生と幸せにみなさんが関心を示してくれたことに感謝するとのことでした。また、みなさんがいつまでも本を楽しんでくれることを願っているそうです。 ジェラルディンについては、消息不明です。ただ、いまもって北アイルランドにいることだけは分かっています。 シェイミーは現在30代です。彼は北アイルランドでの生活に戻り、そこで公務員として勤めています。彼は読者に次のメッセージを送ってくれました。
シェモーナは現在20代です。彼女はいまでも米国にいます。広報の仕事をしていましたが、最近教師に転向しました。彼女は次のメッセージを読者に送ってくれました。
ラドブルックはいま、ニューイングランドにある小さなカレッジの教授です。2番目の夫とは5年ほど前に離婚しました。トリイとはいまでも親友です。
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